歯列矯正を始めてから6年がたちます。
今はリテーナーを寝る時だけつけていますが、今の歯並びの仕上がりには不満があります。
歯列矯正を始めた時はもっときれいな歯並びになる事を期待していました。
正直、歯列矯正は失敗したと思っています。
今回は私が「歯列矯正は失敗」したと思う事を項目ごとに書いていきます。
なぜ私は歯列矯正に失敗したのか?
歯列矯正自体はやって良かったと思っています。
やらなかった時と比べたら今の歯並びは断然良いです。
しかし歯列矯正をする上で1番失敗だったと思う事があります。
それは矯正歯科選びの失敗です。
なぜ矯正歯科選びに失敗したのか?
歯列矯正をする時に下調べをしていたら
『矯正歯科は何件か相談に行ってから、自分に合ったところに決めると良いです』
という事が書かれていました。
私も何件か相談に行こうと思っていたのですが、なるべくなら費用を安くすませたいと矯正費用の安い所を中心に探していました。
そんな時にどこの矯正歯科よりも費用が安いところを見つけてしまい、安い費用がとても魅力的で、1件目で即決してしまったんです。
これが矯正歯科選びの失敗の始まりです。
そこの矯正歯科が悪いというわけではありません。
私の歯には合わない矯正歯科だったのです。
歯並びは人それぞれ全然違います。
歯の大きさや顎の大きさ、色々な要素が絡み合って歯並びができています。
同じ矯正歯科でも先生によって治療方針も違いますし、使う医療器具も違うので治療内容も変わってきます。
これが何件か相談に行って自分に合った矯正歯科を探すことの意味だったんです。
私の歯は顎に対して歯が大きく、特に前歯が大きくて八重歯です。
それに対し、前歯と八重歯の間の歯は小さめなのでとてもバランスが悪かったです。
先生も「今よりは良くなりますよ」と最初に言っていました。
今思えば、《見本のような歯並びにはならないけど、今よりはよくなりますからね~》というような意味合いだったんだなと思います。
私が安い費用に釣られずに、もっと違う矯正歯科を探していれば、今の私の歯並びも違ったかもしれません。
矯正歯科を選ぶ時に比較する項目は?
矯正歯科を選ぶにあたって比較した方が良い項目はこちらです。
- 予算に合った費用かどうか
- 自分が希望している矯正器具を扱っているか
- リテーナーはどんなのを使っているのか
- 矯正する上で起こるかもしれないトラブルを最初に説明してくれているか
- トラブルがあった時にすぐ対応してくれる矯正歯科か
- 悩みに対してちゃんと向き合ってくれる先生か
リテーナーは矯正器具を外した後に歯が後戻りしないようにする装置です。
リテーナーも何種類かあって、矯正歯科によって扱っているものが違います。
私はこのリテーナーを付けた時に後戻りしてしまいました。
マウスピース型のリテーナーを使っていたのですが、最初にリテーナーを作るために歯型をとったのが矯正器具の上からだったので、その分私の歯にフィットするマウスピースではなくなっていて、最初の時点で少し後戻りをしてしまいました。
なので相談する時はリテーナーの事も詳しく聞いた方が良いです。
最初に起こりえるトラブルを教えてくれない矯正歯科は、トラブルに対応しようという気持ちがあまりないです。
最初に説明していれば、患者さんも「いまこのトラブルが起こっているんだ」とわかり、先生に相談できますよね。
しかし説明してくれなければ、トラブルが起こった時に患者さん自身初めての事なので、どうしていいのかわらなくなります。
例えば
ブラックトライアングルができてしまった。
→でもブラックトライアングルなんて言葉を知らなければ、なぜできたのか、これは何なのかわからず不安になる。
トラブルや悩みができても、ちゃんとその事を伝えられる先生であるかどうかで歯列矯正生活に大きな違いがでてきます。
私の先生には悩みなどを言えませんでした。
その理由として
- いつも威圧的で怖い
- 必要最低限の事しか話さないのでコミュニケーションがとれない
- 同時に何人もの患者さんを診ているので、すぐ行ってしまう
勇気を出して相談した事もありましたが、ビックリするような的外れな答えが返ってきて突き放された気分になりました。
私にはそれでも食いついていくメンタルが無かったの、それからは何も相談できなくなりました。
そして歯列矯正したのに歯並びに不満を持ったまま今にいたります。
歯列矯正中に起こるかもしれないトラブル
歯列矯正中はトラブルと悩みの連続です。
高額な料金を払って痛い思いをして、毎日が初めての事なのでとても不安になります。
そのつど先生に相談できれば良いですが、相談できないと自分でネットで調べたりの毎日です。
そこで矯正中に起こるかもしれないトラブルをまとめました。
- ブラケットがとれる
- ワイヤーが外れる
- 器具が当たって口内炎になる
- 歯茎が腫れる
- 器具に食べ物が挟まってなかなかとれない
- 痛みで何も食べられない
- ブラックトライアングルができる
- 正中がずれる
- 一時的に歯がガタガタになる事がある
歯列矯正中は当たり前のように起こる事です。
矯正器具が外れたりしたら、すぐ通っている矯正歯科に電話して対応してもらいましょう。
歯茎の腫れは、矯正器具が付いている事によってきちんと磨けていない事で起こるトラブルです。
デンタルフロス、歯間ブラシ、ジェットウォッシャーなどで時間をかけて磨きましょう。
ジェットウォッシャーを使えば、矯正器具に絡まった食べかすも簡単にとれます。
矯正を始めた最初の方は口内炎ができやすくなります。
口の中が矯正器具に慣れてくると、口内炎はだんだんと治ってきますが、矯正器具が当たらないようにするクッション材を矯正歯科でもう事ができるので、自分でも対処する事ができます。
痛みは歯列矯正にはつきものなので、ワイヤーを締め直すたびに痛みはあります。
ブラックトライアングルは年齢が高くなるほど、できやすい症状です。
私も全部の歯の隙間にできてると言っていいほどできています。
歯の移動に歯茎が追い付かないので、歯の間に「▼」このような隙間ができます。
あまりお勧めはされていませんが、歯列矯正が終わった後にどうしても気なるようだったら、レジンで埋めるなどの方法があります。
矯正中に一時期、前より歯並びがガタガタになってる気がするなど、正中がずれてきたという事がありますが、治療途中での事なので、数か月は様子を見ていいと思います。
歯列矯正を失敗しないために
歯列矯正を失敗しないためには、矯正歯科選びがとても大切です。
家が近い、費用が安いなど1つの得の為に矯正歯科を決めるのはやめましょう。
自分がどのような歯並びになりたいか、どのような治療を望んでいるのかを明確にして、何か所か相談しに行った上で自分に合った矯正歯科を選ぶようにしましょう。
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